4/19/2011

情報公開 - 学会会長への手紙

拝啓
私は大昔から全日本鍼灸学会の会員であって、最近2つの「部」にもリクルートされていますが、ここで大変失礼しながら飽くまでも***個人***の意見を述べさせて頂きます。発言すること自体は恐らく不要で不適切でしょうが、側から物事を見て少々イライラしているので一度だけ声を上げたいと思います。
もともと私は一人で勝手に疾走していますので、お返事はいりません。そこまでご迷惑を掛けるつもりはありません。

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先日付属している「部署」にも情報公開に関して発言しました。その一部下記にコピーします。

・・・所が、世界に日本の情報公開したり、または国を開放することもなかなか進まない状況です。
「外国人見学者」を受け入れる事を総会で正式に採決されてから既に3年がたっているが、いまだその「システム」が作動しません。関連部署の役割分担は何度も説明して頂いているが、いつまでも分かりません。
しかし、結果は何も見えてきません。「外国人見学者」を受け入れて下さる方のリストが「ある」と言う噂は聞きましたが、その「リスト」(およそ8人ほどだそうです)は見たこともないし、無論 website にも見えてきません。私は個人的にお願いしている先生方は少なくとも十数人がいますし、過去の3年の間私のところに十数件問い合わせがあって、その間実際来日した人も少なくとも3-4人がいます。
ちょっとしたフォールムを作成し、ちょいちょいと英訳して、website 丸ごとではなく、せいぜい小さな一ページをつくり、アップロードする・・・ どんなにのんびりしても1週間あれば余裕で出来ます。
が、総会の採択から既に ***3年***も経っています。役所仕事よりおそい。

日本の情報をもっと(!!!)世界に見える形に公開すべきです。
が、JSAMの英語版のwebsite(古い)は最近「新しく」なりましたが、中身はほぼ昔のまま。掲載されている情報が大変乏しいし、あるものは非常に古い。外国人に関する所(ページ)はいつまでも “sorry, under construction” が続いています。
これでは誰(海外から)見てもJSAMは活動していないと判断せざるを得ません。(原発事故関連で日本の政府と一緒:情報を出さないから世界中で嫌われる。原発事故との違い:東洋医学に関する情報は誰も求めていません。こちらから進んで提供する必要あります!)
五月ドイツで行われる学会を視察しに行く事になりました。全世界から参加者が来ます。それなのに先日その事務局に連絡した際「日本にも学会ありますか」と聞かれました。
存在でさえ知られていません!JSAMの活動に関する情報は皆無と想像します。そして日本の鍼灸に関するある情報はとても怪しい/偏見のものが多いようにおもいます。

現在「日本の鍼灸」を世界で promote する人たちの内に故間中先生の弟子も(多数?)いるようです。次の文は Bob Felt から来たメールにありました:”I studied with Yoshio Manaka in the 70's and have a deep fondness for the Japanese, our friends and colleagues there.”
私は間中先生の「仕事」を何度も間近(50cm)から目の当たりした事あります。その際間中先生は紛れもなく**意図的に人騙した**!私は見せてもらったのは詐欺でした。詐欺師の弟子はどのような事を世界に広めているでしょうか。
同じ方のメールに私が世界に出回っている「日本の鍼灸」に関する情報に対して:I too have seen some pretty odd stuff labeled "Japanese." 出回っている情報の内大半は「妙」なものとしか思えません。

*** 日本の鍼灸に関してもっと適切、信頼性のある(出来れば大量)の情報を提供しなければなりません。それは日本人自身が進んで行うべきものでしょう。そして学会が何でも検閲して極めて限られている情報を極端の遅れで出すのは賢明ではないと確信しています。

日本は鍼灸の「スタイル」は鍼灸師と同じ数あるでしょう。だからいいですよ!
中国みたいに何でも統一、一色一味、独裁政権からコントロールされた形はどこにも面白くないでしょう。日本のキラキラする variety は世界にとって大変魅力的なはずです。それをいつまでも組織のお偉いさん83人位が許可しない限り「組織として情報は無闇に出せない」と続いてしまうと、私ではなく**日本全国**が損すると思います。
英語版のwebsiteは日本に存在する大量の優れている情報を週単位で更新すべきです。
日本人は今まで長い歴史の間に他国から大量の情報/技術などを吸収してきました。
今度は日本人が世界をリードする役割/使命があると私は信じています。
情報は知的財産であります。それなりに守るべきです。「著作権」を要求して出所をはっきりした上にどんどん出すのは最善の守りでもあります。世界の大企業は常に/絶えず自分独自の知的財産(=特許)を出さないと確実に破産することは常識でしょう。

しかし、ある部署から次の見解もありました。
> 前に作成したパンフレットも英語版だけでなく中国版、韓国版も作成するよう企画したのですが、
> ほとんどの韓国人は英語ができるので必要ない。中国を刺激したくないので中国版は出さない。

私には理解できません!
中国を刺激してはいけません?隣のお兄さんが怒ると怖いですか?
過去1500年間日本で独自に発展した鍼灸技術 - 当然元の中国のものと大いに異なってきた - に対して
日本人は全く誇りや自信がないですか???
日本で鍼灸を行っている事に対して資料を作るのはどこが悪い?
日本の鍼灸は中国の独裁政権の支配下にあって、一々独自の活動に関してその独裁政権から許可を貰わないといけません???
私はは今まで聞きたい人なら全世界に向けて「日本の技術は素晴らしい」と宣伝し続けてきました。
私自身は無知で無能ですから自分のことを棚あげる事はできないが、日本人なら素晴らしい先生が多数います・・・と言い続けました。
裏切られている気持ちです。
最終的「私は日本人じゃないから関係ない」かもしれないが、側から見てイライラして仕方ありません。

参考に
先日オーストラリアから来日した見学者から:
“After my trip to Japan I too feel like China is bullying the world into thinking they have exclusive rights on acupuncture so I am doing a simple comparative analysis of acupuncture in China, Korea and Japan. Hopefully get the ball rolling with making other styles of acupuncture as eminent as China's.”

PS: 学会などで時々「鍼灸は日本の医療システムにおいて重要な役割を果たしている」と聞きました。
添付新聞記事:鍼灸師/団体はどこにいるでしょうか。何をしているでしょうか。
何かをしているようでしたら公の顔はどこにあるでしょうか・・・。
私はテレビ、ラジオ、新聞などなどそれなりに見て/探していますが、なかなか「鍼灸」は話題にならないようなきがします。もしかしてどこかでニュースを見落としているかもしれないが、もう少しプライド+活動力があって公に出てもいいのではないでしょうか。
被災地にいる私の昔の仲間のメールから:
「鍼灸学会は、鍼灸師会と協力して、マスコミ向けへのアナウンスメントで、鍼灸がいかにこうした事態に有効かをアピールする事に力を尽くしてもらえると、現場で頑張る鍼灸師の後方支援になると思います。」